茶譜。台湾茶・中国茶の販売一覧。

東方美人プライベートリザーヴ

25g ¥8,000
10g ¥3,200
2g ¥700

台湾新竹県北埔郷産。エキゾチックな味と香りは昔からヨーロッパの貴族を魅了してきました。ウンカという虫の力を借りて作られるこのお茶は、その性質上完全無農薬の有機栽培。青茶の中では最も発酵度が高いものの一つで、紅茶に近い種類です。繊細なマスカットや蜜の香りを持つこのお茶ほど「官能的」という言葉が合うお茶はありません。台湾の製茶家の秘蔵のお茶をオープン記念に特別に少量だけ分けてもらいました。市場にもコンテストにも出ない秘密の逸品です。1999産のこのお茶はヴィンテージワインのように、長期にわたり熟成して変化する味わいを楽しむことが出来ます。

ウンカは6月、二十四節季の芒種の頃、蒸し暑い梅雨に茶園に現れます。茶葉の芽の汁を吸うと同時にその嘴の唾液がその芽の成長を止め、化学変化をもたらします。この東方美人はウンカに吸われた茶葉の芽だけをセレクトして作られます。日光による萎凋、室内での萎凋、撹拌、炒菁、揉捻、乾燥などの製茶過程を経て、そのお茶は濃厚なフルーツの香りを放ち、蜂蜜の味わいを持つ魅惑的なお茶になります。しかし、農薬を使う茶園にはウンカの奇跡は起こりません。また、ウンカの飛来は常に運次第であり、同じ農園で毎年必ず良質な東方美人が作れるわけではありません。私達は単一の契約農園からではなく、協力してくれる茶人達から毎年、出来のよい農園のお茶だけを少量分けていただくことにしました

東方美人は別名「五色茶」と呼ばれています。白はその産毛、緑はその清らかな香り、黄色と赤はその甘味と芳醇さ、黒は喉越しと深みを表します。その魅惑的なお茶は、ヨーロッパの貴族の間で一世を風靡しました。「オリエンタルビューティー」という名は、イギリスの女王が、グラスの中でジャンピングする五色のお茶を見て、「まるでダンスをしている東洋の美女のようだ。」と言ったことに由来するという説があります。
白い磁器の蓋杯でこの東方美人を試して見ましょう。とてもピュアな花の香りが鼻と頭に入り込み、遠くから漂ってくる山の清々しい空気を想わせます。普段あでやかな高山茶を飲み慣れた人にとって、このお茶は初めは淡白に感じられるかもしれません。しかし、煎を重ねるにつれ、飲む人は茶湯がもたらす活き活きとした味わいに吸い込まれてゆきます。
太陽と土の恵み、そして自然の奇跡がもたらす賜物が、お茶の味のバランスを取り、人を共鳴させる。初め口に入れたときは、穏やかに沈んだ香り、しばらくすると、活き活きとした香りと甘さが湧き上がってくるようです。それは自然の力強さと共にあるからこそでしょう。

- 美味しい煎れ方 -
煎れ方の基本と手順は「お茶のこと」のページをご参照ください。
茶壷は磁器かガラスのものが適しています。また、蓋杯やグラスでもよいでしょう。一般的な中国茶の100cc茶壷の場合、茶壷の1/4くらい。目安として2g程度の茶葉をご使用ください。
このお茶は一煎目を捨てる「洗茶」はしないで下さい。抽出時間は1煎目は約1分。2煎目は約40秒、以降1煎毎に約10秒程度長くしていってください。


冷茶について
 上記の要領でお茶を楽しんだ後、残りの茶殻を耐熱ジャーに移し、300〜500cc程度のお湯を入れ、そのまま冷まして、冷蔵庫に入れますと美味しい冷茶が出来ます。


水出し冷茶 その1
 4g程度の茶葉を1Lの耐熱ジャーに入れ、200cc程度の熱湯を注ぎ、茶葉を開かせます。その後、水を注ぎ、そのまま8時間程度冷ました後、茶葉を取り除き冷蔵庫で、冷やします。

水出し冷茶 その2
 15gの茶葉に1Lの水を入れ、8時間冷蔵庫で冷やし、出来たお茶を別の容器に移します。こちらの方法ですと更にスッキリとした冷茶になります。更に残った茶葉で2煎目も煎れられます。

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