台湾の海抜1,600〜1,800メートルにある杉林渓の高山茶園は、南投県渓頭森林保護区に隣接し、原生する杉が放出するフィトンチットに包まれています。砂岩と頁岩が交互に層を作る土壌は礫質土や赤土、黄土などが混在する多元的な構造です。甘みの強い高山の銘茶の中でも淡く優しい花の香と杉のさわやかな息遣いが際立ち、すっきりしたさわやかな甘さです。より標高の高い2000mに位置する今回のお茶葉を産む茶畑は原生林に囲まれ、孟宗竹林と杉の木が植えられている。大自然に抱かれたこの地は独特の山の気配に満ちており、高山と竹林が奏でる悠然とした旋律のように、茶の湯も標高ゆえのミネラル感と微かな苦みの中に一瞬岩海苔を思わせる旨味のニュアンス。エレガントで涼やかな甘みの余韻が長く続きます。
杉林溪の清香烏龍茶は色鮮やかで、茶湯は蜜緑色で澄み、活気が豊かで、喉越しが甘く清らかであり、非常に飲みやすく、特に杉林溪羊仔湾や龍鳳峡一帯で生産されるものは有名で、年 冬季の気温が低く霜が降りやすいため生育期間が長く、終年台湾杉の森の中で育つため、苦味の中に甘みを感じさせる味わいで、冷たい鉱石のような風味の中に杉の香りが漂い、口当たりは甘く滑らかです。杉林溪烏龍茶葉は外観が均整で油光を帯び、茶湯は黄金色で透き通っています。香りは軽やかで優雅、口当たりは甘く濃厚で、喉ごしが極めて良く、味わうと口の中に唾液が湧き出るほどです。
